LOILO
トッド・ネルソンによるインタビュー
2024年9月18日
LOILOは、ボーカルの琥珀、ベースのRyosuke、ギターのKohei、キーボードのNana、ドラムのMamoru、バイオリンのRinからなる6人組ロックバンドです。2022年に結成されたこのバンドは、8月20日に2枚目のEP「アリスとロクサーヌ」をリリースするのに合わせて、8月に大阪と名古屋でライブを行いました。これはすべて、9月23日にZirco Tokyoで開催されるバンド初のワンマンライブ「CALL ME RELIGION」で最高潮に達します。
バンドの2枚目のEP「Alice and Roxanne」と今後のライブショーおめでとうございます。皆さんにとってエキサイティングな時期になるはずです。
それで、LOILOのメンバーはどうやって集まったのですか?
ソーシャルメディアで見た限りでは、私が間違っていなければ、Kohaku、Rin、Nana は LOILO 以前に何らかの形で一緒に演奏していましたか?
Kohaku:LOILOが本格的に活動をする前に、女子3人で活動しながら男子のメンバーを探していました。6人が集まってから自分達のやりたい音楽の方向性を話し合い、試行錯誤しながら今に至ります。
Rin:LOILOが本格始動する前には、メンバー探しをしながら少し活動していました。バンドでは珍しく、扱いも難しいであろうバイオリンを2人は快く受け入れてくれました。
Nana:最初は女性メンバーが集まり、そこから広げていった形です。LOILOの前に女性3人で少しだけ活動していましたが、そこからは比較的すぐにLOILO始動に繋がりました。
バンド名「LOILO」はどうやって決まったのですか?その由来は何ですか?特別な意味があるのですか?
Kohaku:バンドの名前は凛が決めました。今まで私が活動していたバンドは全て、私が名前を考えていました。しかしそのバンドは全て解散してしまった。なので私がバンド名を考えると良くないことが起こるというfortuneを感じ、他のメンバーに考えてもらう事にしました。
Rin:バンド名を決める時に、「バンド名に色が入ってるバンドは売れる」「略しやすいバンド名・または簡潔で覚えやすい名前が良い」という会話があり、色を入れるなら私たちのバンドのカラーは黒。黒色をインターネットで検索していた時に「呂色」という色を見つけました。「漆黒のような美しい黒色」私たちの今後目指す色としてピッタリだと思いました。また「ろいろ」は読みが簡潔で覚えやすい。メンバーに提案したところ、即決しました。「ろいろ」、「ロイロ」、「roiro」…色んな表記を試してみて、1番しっくりきたのが「LOILO」でした。
メンバー全員へ: 皆さんの音楽的背景や音楽の好み/影響、そして最終的に LOILO に来るに至った音楽の旅について、私と共有していただけないでしょうか。
Kohaku:私は元々ダンサーでした。18歳から演者では無くインストラクターとして指導する側に就く為に大学へ進学しました。それまで私は全く歌や音楽の経験はありませんでした。しかし突然バンドを組んでいた友人からヴォーカルになってほしいと誘われた事から私の音楽活動が始まりました。当時のバンドが日本の漫画「NANA」に登場するTRAPNESTというバンドを真似していたので、私のバンドのルーツでもあります。その他、L’Arc~en~CielのHYDEさんをリスペクトしております。
Rin:音楽の好みとしては、小さい頃にクラシック音楽にばかり向き合っていた反動か、激しめのバンドが好きになりました(笑)
バンドに目覚めてから、私もバイオリンでバンドがしたいと思うようになり、田舎から東京へ出てきました。バイオリンでバンドに入れて貰うのは難しく、最初ボーカルで入って、 バイオリンも弾けることを明かし、ボーカル&バイオリンでバンドをしてみたり、ネットシンガーのバックバンドでバイオリン&コーラス&キーボードで参加したりしていました。今はようやく、LOILOにバイオリンオンリーで入れてもらえているので嬉しいです。因みに、歌もキーボードも苦手です。
Nana:私は2歳の頃からピアノを始め本格的にクラッシックに専念してきました。その他、エレクトーンやクラリネット、ベースギター、ボーカル、ドラムやギターも少しずつ触れてきて、路頭に迷っていましたが最終的に自分の1番力を注いできたピアノを活かしたいと思いLOILOのキーボティストとして活動させていただいています。クラッシックではなくロックを選んでいる理由は、カッコイイ音楽に自分自身が惹かれるからです。
Kouhei:幼少期の頃に私はピアノを習っていました。初めてギターに触れたのは中学生の時です。X JAPANのHIDEの存在を知った事で、ストリングスやピアノとロックの掛け合わせた音楽が私の表現したい音楽だと気づき、LOILOのメンバー編成ならそれが実現可能だと思って参加しています。
Mamoru:両親が日本の伝統芸能関係者なので幼少の頃より自身も古典芸能の舞台に出演していました。それから中学時代にロックミュージックに魅力され友人とバンドを始めて以来ずっと続けていますが根底にあるのは舞台が好きだということです。LOILOとしては元々友人であったKouheiからの誘いがありパート編成からして今までとは違った表現ができると思い喜んで加入しました。
Ryosuke:ベーシストとしてのルーツはパンク・ハードロックで、作曲アレンジ面でのルーツはアニソンが中心となっています。バンドに加入した経緯ですが、女性ボーカルで作曲などをチャレンジしてみたかったのとバイオリンがいるバンドに惹かれて加入しました。
LOILO が作り出す音楽のスタイルとサウンドをどのように表現しますか? 多くの曲にはロック、ジャズ、クラシック、アニソン、ポップなどの要素があり、すべてがブレンドされて非常にユニークなサウンドになっています。
Ryosuke:僕が作る楽曲に関してはジャンルの融合をを意識して作っていますね。「クラシックにEDM混ぜてみようかな?」「ポップだけどここはメタルなフレーズ入れてみようかな?」という感じで化学反応を起こしてLOILOでしか出せないサウンドになるように作っています。
バンドの新しい EP「Alice and Roxanne」がリリースされたばかりですが、素晴らしいと言わざるを得ません。おめでとうございます。この EP は、以前の EP よりもロックでヘビーなサウンドになっているようですが、今回のリリースの曲を作る際にその点を重視しましたか?
Ryosuke:「THE EMPTY CRADLE」が出来た時にサウンドの方向性が決まったという感じですね。 今回はこの楽曲のサウンドを中心にEPを作成しました。
今回のEPでは、琥珀さんに加えて、初めてリンさんが作詞を手掛け、二度目となるナナさんが作詞を手掛けました。音楽にはそれぞれサウンドやスタイルがありますが、言葉にもそれぞれ違うものがあると感じています。それは、皆さんが書いた歌詞を見ると、言葉の流れや比喩、探求されたアイデアや伝えられる感情などから明らかだと感じています。
あなたたち(Kohaku, Nana, Rin)はそれぞれ自分の歌詞のスタイルをどのように表現しますか?
Kohaku:私は聞き心地の良い言葉の羅列だけの歌詞があまり好きではありません。小説を書くように作詞をしています。私の作詞した曲を聴く人が1枚ずつページをめくって物語を読み進めるように曲の世界に没入してほしい。全ての曲に明確なテーマとストーリーがあります。
Rin:この度、「悋気」という曲の作詞をしました。この曲は作曲者のkoheiさんが「嫉妬や憎悪」といった感情をイメージして作ったと言っていたので、自分の中で「嫉妬」をテーマとし、嫉妬に狂って周りが見えなくなってしまった女の子をテーマとしました。曲調もビジュアル系っぽさのある曲だったので、言葉の言い回しも私の中のビジュアル系に寄せました。
Nana:私の歌詞のスタイルは「リアル、人間臭さ」ですかね。自分自身が過去に感じたことはもちろん、自分の事以外の人もその人の中に入ったつもりでどんな景色が見えるかまでリアルに想像して書いていっています。これ私のことだ、って共感して救われる人がいてくれたら良いなと思って書いいます。
EP はサプライズで始まります。「THE EMPTY CRADLE」は英語です!曲のテーマはとても悲しく、多くの人が経験したことのあることのようです。この曲を書くきっかけは何でしたか?
Kohaku: 「THE EMPTY CRADLE」には直訳の意味が表すように、「無情にもこの世に生まれてこれなかった子供の魂はどこへ行ってしまうのか」という悲しいテーマがあります。私が今回このテーマを選んだ理由は、実際に私には生まれて来れなかった姉が存在しました。スピリチュアルな話になりますが、私は幼少期から姉の存在を感じ、幻聴が聴こえる事もありました。この経験は私のユーモアやアーティスティックな部分に多大な影響をあたえています。「THE EMPTY CRADLE」のデモを初めて聴いた時に、ずっと形にしたかったこの想いをこの曲に落とし込むことを決意しました。
英語の歌詞を選んだのは、特に理由があったのでしょうか?
Kohaku: ずっと言わずにした私の想いを歌にするには、1つの言語だけでは足りなかったのです。なので私は英語を選びました。
この曲のボーカルは素晴らしく、感情が溢れていると言わざるを得ません。英語と日本語で歌うことの違いを教えてください。レコーディングの際、何か特別なトレーニングは受けましたか?
Kohaku: 初めての英語でのレコーディングをする為に、発音のレッスンを受けました。日本語で歌う時とは異なる感覚に苦戦しながらも、今回の経験で私の音楽の世界はとても広がったと思います
バンドはファン参加型の振り付けを「エスターに至上の愛を」と「悋気」で用意しました。この振り付けはバンドのメンバーが作ったものですが、とてもかっこよく見えます。今後もさらに増える予定はありますか?
Rin:悋気」の振りを私と琥珀ちゃんで相談し作りました。「悋気」は、少しビジュアル系バンドのようなノリの曲なので、振りを付けたらライブが盛り上がり、お客さん達にも楽しんで貰えるのではないかと思い作ってみました。ライブで「悋気」をやってみて盛り上がっていたので今後個人的には増やしたいです。
このEPは、「THE EMPTY CRADLE」とその悲劇的な物語で始まり、その物語のエピローグのような美しい「My sister in heaven」で終わるという、本当に素晴らしい流れを持っています。この2曲がどのように結びついているのか、また物語を基本的に2つの部分/曲にまとめたアイデアについて詳しく教えていただけますか?
Kohaku:「THE EMPTY CRADLE」と「My sister is in heaven」は先程述べた「生まれてこられなかった子供達」という同じテーマを陰と陽の視点から描いた作品になっています。最後の曲「My sister is in heaven」は私に本当に起きた出来事から生まれた歌です。乗らない列車を待っていたAliceは18歳の私。曲を聴いて、歌詞を読んで、それらを感じてくれたら嬉しいです。
「THE EMPTY CRADLE」から「My sister in heaven」までの曲は、オープニングやエンディングの曲とはテーマも音楽スタイルもかなり異なりますが、全体として聴くと本当にうまくまとまっています。歌詞は常に解釈の余地がありますが、他の曲について簡単に説明していただけますか。特に「RADIO DEMON」が気になります。「equal opportunity killer」とは誰ですか?
Kohaku: 今回のアルバムは異彩を放つ楽曲たちが集まり、化学反応が起きたかのように最終的にはまとまりました。利き手を惑わして、混乱させて、それでいてどこか安堵さえ覚えるような、精神を揺さぶるアルバムになったと思っております。「RADIO DEMON」は私の大好きなA24のアニメ「HAZBIN HOTEL」に登場するキャラクター、シリアルキラーでノンセクシャル、カニバリストで鹿の悪魔、アラスターに自分を重ねて歌詞を書きました。
音楽を作るにあたって、バンドとしてのアプローチやプロセスについて教えていただけますか? 最初から最後まで。KoheiとRyosukeがほとんどの曲を作曲し、Kohakuが主な作詞家であると記載されていますが、アレンジなどに関しては他のメンバーが関わっているのでしょうか?
Kouhei:基本的に作曲をしたメンバーが、ほぼ全てのパートの綿密なアレンジまで構成しています。なぜならばバンドを構成する楽器が多いので、音の衝突を避けたりパートで目立たせたい部分を明確にするためです。ギターという楽器の特性上、バイオリンやピアノと音の帯域が衝突しやすいので、私がレコーディングをする際には、他の楽器のアレンジを固めた後にフレーズを決めることが多いです。私たちの場合は作曲が先、それのインスピレーションで各々作詞をしてもらっています。
(To Kohaku)あなたが書く歌詞の多くは、非常に強烈で、思索的で、時には暗く、痛みやフラストレーションに満ちています。人生における課題、耐え難い状況、心の問題などについて人々がどう感じているかを探っています。歌詞でこれらのテーマを表現するインスピレーションは何ですか?
Kohaku:私は自分の作詞する曲で、人を勇気づけたい、応援したい、という気持ちはありません。自分はその存在に値しないからです。そういった歌詞を書こうと思っても、例え歌詞だとしても自分の思想に反する事は書けませんでした。それならば、私が人生でずっと感じてきた痛み、悲しみ、恨み、そういったものを音楽で表現したい、ただただ私はどうしようもできない心の痛みを歌にして、皆を不安にしたいとさえ思っているからです。ちょっと変わってるけど、それが私lol
(To Kohaku)この質問は前の質問と関連しています。技術的にあなたのボーカルは素晴らしいですが、歌う歌詞の裏にある本当の感情や気持ちも伝えることができます。多くの曲で、魂を注ぎ出しているように感じます。日本でこの言葉が使われているかどうかはわかりませんが、レコーディングやパフォーマンスのときに「メソッド・シンギング」を使用していますか?
俳優が演じるキャラクターになりきって、より本物らしく演じるというメソッド演技法に似ています。演技力を高めるために、歌詞の中の人物になりきって演じることを想像しますか?
Kohaku:メソッド・シンギングという言葉は初めて聞きましたが、まさにその通りです。私は観客と一体になり会場を盛り上げる事は得意ではありません、曲の語り部でありたいのです。ライブは私にとって1つの演劇、ミュージカル、朗読劇だと思っています。
前の質問に関連して、LOILO のライブ ショーに数回参加した後に私が感じたことです。LOILO の曲に対する観客の反応は、私が普段観る他のバンドの反応とはかなり異なります。曲が演奏された後、ファンは大声で叫んだり、飛び跳ねたりすることが多々あります。LOILO と同じ夜に同じ観客の前で演奏したバンドでさえもです。
LOILO では、ファンがバンドのパフォーマンスをとても楽しんでいるのがはっきりわかりますが、曲が終わるたびに反応がとても控えめです。これは歌詞の内容と、歌うときに声で表現する方法によるものだと確信しています。メッセージはファンに響くので、叫ぶのは適切ではないようです。これについてどう思われますか?
Nana:LOILOの音楽は歌詞やメッセージが深く心にじわじわと響くものが多い為、ファンの皆様はその想いを静かに受け止め噛み締めてくださっているのかなと思います。盛り上がることも素晴らしいですが、その場で静かに感情を味わい、終演後や後日になって深く印象に残る、そんな音楽体験を提供できるのは、LOILOの魅力の一つだと思っています。
皆さんにとって、演奏するのが一番好きな LOILO の曲は何ですか、またその理由は何ですか?
Kohaku:私が1番好きな曲は「あなたが、宗教」です。この曲はこれからのLOILOの世界観を示した曲だと思っています。
Rin:「エスターに至上の愛を」です。手拍子による会場の一体感も好きですし、個人的に飛び跳ねながら演奏するのをとても楽しんでいます。
Nana:「灰の世界」です。アップテンポ×切なさ×カッコ良さ の私の好きな要素が組み合わさって、弾いててめちゃくちゃ楽しいです。
Kouhei:「トウシンダイ」です。アレンジもそうですが、ギターソロも然り良い楽曲を作れたなと自画自賛しながら演奏しています。笑
Mamoru:Storytellerです。激しさと繊細さを兼ね添えたLOILOらしいドラマチックな楽曲だと思います。
Ryosuke:「彼に伝えて、愛してたって」です。演奏はシンプルなのですが、個人的に一番この曲が音楽的だと思っています。
LOILO が結成されてから 2 年が経ちますが、メンバー同士で経験した思い出深い出来事や面白い出来事があれば、ぜひシェアして頂けませんか? レコーディング中、ライブ コンサート、ツアー中など、何でも構いません。
Mamoru:Kouheiが背骨を怪我して一時離脱した時です。ミュージシャンも安全第一だとメンバー全員が痛感したはず。
皆さんがこれまで音楽業界で経験してきたことを踏まえて、初めて音楽を始めた頃に戻って自分自身にアドバイスや知恵を与えられるとしたら、何を伝えたいですか?
Kohaku:未来で私が必ず幸せにするから泣かないで欲しいと過去の自分に伝えたいです。
Rin:自分の絶対音感を過信し過ぎてはいけない、ですかね(笑)
Nana:自信を持ちなさい、自分の良いと思うものに誇りを持ちなさい。
Kouhei:楽しむ事を忘れずに、挑戦することを恐れずに。
Mamoru:スティックを握って眠れ。
Ryosuke:基礎練習をちゃんとやりなさいって伝えたいです。
それで、バンドは先月大阪と名古屋で公演しましたね。東京以外で演奏するのはどんな感じでしたか?
Nana:大阪と名古屋でのライブ、とても楽しかったです。特に、いつもSNSで応援してくださる方々とリアルに会えることが嬉しくて仕方ありませんでした。画面越しでもたくさんのサポートを感じていますが、直接お会いしてその感謝を伝えられるのは特別な瞬間でした。皆さんの笑顔や声援を直に感じながら、最高のパフォーマンスができるように皆で気合を入れた2日間でした!
9月23日にはZirco Tokyoにてバンド初のワンマンライブが開催されます!皆さんにとってこの節目はどんな意味がありますか?
Kohaku:私はバンドを始めてから12年、これが自信初めてのワンマンライブになります。なぜ今までワンマンライブをやらなかったのか、その理由は「出来なかった」からです。LOILOのメンバーとファンの皆さん、そして諦めなかった自分がいたからやっとこの夢は実現します。このワンマンライブへの思いは誰よりも強いと思っています。
Rin:私たちの本当の始まりだと思っています。2年間、コンセプトや方向性を6人で模索してきてよくやく少し固まって来たと思うので、ワンマンライブを始まりとし、ここから私たち6人のLOILOを魅せていきたいです。
Nana:人生初のワンマンライブということで、2年前の自分には想像もできなかった大きな一歩です。ファンの皆さんの応援があってこそ、この節目を迎えられたので、とても感慨深いです。通常よりリハーサルの回数や時間を増やして、細かいところまでしっかり調整しています。今回のライブではより多くの曲を披露するので、体力や集中力も普段以上に求められると思うので、そこを賄えるように皆で詰めているところです。
Mamoru:今回のワンマンは1つの到達点であって今後更にパワーアップする為のきっかけだと考えます。もちろんワンマンならではのショーになるのでご来場のお客様をいつも以上にLOILOの世界に引き込みます。
会場にジルコを選んだのは何か特別な理由があったのでしょうか?
Kouhei:Zirco Tokyoは私が東京に住み始めて、最初に働いていた会場でもあります。スタッフも会場の仕様もよく分かっている環境なのと、私はバンドの裏方業務を担当することも多く、スタッフと協力していいライブを作り上げやすい会場でした。普段ではなかなか実現できない事が沢山できるライブになるとお約束します。
ワンマンライブは通常よりも長いコンサートとなるため、バンドは何か特別な準備を行っているのでしょうか?
Ryosuke:僕は主にバンドではサウンド面を担当しているので、このワンマンのために楽曲を増やしたりワンマンライブ限定のアレンジを考えたりしました。今回のライブを初めて見る人にも、いつも見に来てくれている人、会場にいるすべての人達にここが集大成ではなく、さらにアップデートした新しいLOILOを見ていただきたいです。
音楽以外で、もっと個人的な話になりますが、皆さんそれぞれ趣味はありますか?
Kohaku: 映画とアニメと海外ドラマを鑑賞する事です!音楽や仕事の時間以外はだいたい家でずっと観ていますlol
Rin:ラーメンを食べること
Nana:ディズニーリゾートを訪れることが好きです。ディズニー自体が好きで行くだけ、ディズニー関連のことを見聞きするだけで幸せですが、アトラクションをいかに効率良く回れるか考察して実行するのが1番楽しいです。
Kouhei:寺社仏閣巡り。漫画「ONE PIECE」
Mamoru:映画鑑賞、歌舞伎鑑賞、歴史考察、人間観察
Ryosuke:Instagramで美女探し
私たちの読者の多くは音楽機材に興味があるので、インタビューするバンドにどんな機材を使っているか尋ねるのが好きです。それでは、皆さんが使っている機材と、それが自分に合っている理由を教えていただけますか?
Kohaku:マイクはSHURE BETA58 色々使いましたが結局これに戻りました。
Rin:エフェクターは、HELIX Line6 を使っています。憧れているバイオリニストの方が使っているとブログに書いていたので真似しました。
Nana:私は主にJUNO-Diのキーボードを使用しています。これはほとんどピアノしかやってこなかった私にギターのこうへいくんが貸してくれたものです。軽量で持ち運びがしやすく、ライブでのパフォーマンスに適しています。(私は力が弱い)使い勝手が良く、直感的に操作できるので、リハーサルやライブ中の切り替えもスムーズです。自分の音楽スタイルにぴったり合っているので、気に入っています。
Kouhei:LOILOではギターは主にESPのAntelope、他にSnapper、7弦もレコーディングで使用しています。AGはTaylorを使っています。エフェクトは最近はFractal、ケーブルはNu-clear Custom Soundsの物を使用しています。これらを使っている理由はとてもタイトかつ音の解像度も高く癖の少ない音で、どこでも戦えるセッティングになっていると思います。
Mamoru:色んなメーカーの機材を使っていますが最もお気に入りなのはZILDJIANのORIENTAL CHINA TRASH18インチです。レスポンスが早くサスティンも程良くとても叩き心地が良いので長年愛用しています。
Ryosuke:ここで書ききれないくらい沢山使ってますね。最近ではエレキベース以外にもアップライトベース、シンセベースなども使用しています。メインで使用しているベースはオールジャンル戦えるので気に入ってます。
今年はLOILOにとって大きな年となりましたが、バンドは今年以降どのような目標を持っていますか?
Kohaku:LOILOは結成当初から2年のプログラムを立て、その修着地点がワンマンライブでした。このワンマンライブで目標を達成できたら、また次の目標を考えようと思っています。
もし海外の文化イベントやコンベンションに招待され、演奏する機会が与えられたら、バンドはそれに興味がありますか?
Kohaku:もちろんです!当初から日本のみならず、海外での活動を目標にしておりました。一刻も早く世界に進出できるようにがんばっています!
みなさん、お時間を割いていただき本当にありがとうございました。来月 Zirco でのワンマンライブでみなさんにお会いできるのを本当に楽しみにしています!
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